スタディプランナーは、中学受験の場合どのような書き方がおすすめなのか?
時間の無駄にならないスタディプランナーの活用方法が知りたい人の為に、スタディプランナーを上手に中学受験の勉強に活用する書き方を紹介します。
スタディプランナーを使うメリットや効果、時間の無駄にならない工夫なども紹介しています。
小学生が自ら勉強に取り組めるようになる、そんなスタディプランナーに興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。
スタディプランナーで時間の無駄をなくす書き方と上手な使い方は?
毎日の予定や成果を残すことで、勉強へのモチベーションに繋がると言われています。
スタディプランナーの書き方や使うメリット、いつ書けばいいかなどを詳しく解説していきます。
スタディプランナーの書き方
スタディプランナーには、あらかじめToDoリストやタイムスケジュールなどの項目が印刷されています。
項目に沿って埋めていくだけで、誰でも迷うことなく書き込めます。
マンスリータイプやデイリータイプ、ウィークリータイプなど様々なタイプのスタディプランナーが販売されていますが、中学受験でおすすめなのはデイリータイプのものです。
タイムスケジュール欄に、「何時から何時まで国語」「午前中はこのドリルを5ページ」というような計画を書き込んでいきます。
細かく丁寧に書き込む必要はなく、ざっくりと書くのがおすすめです。
スタディプランナーのメリットや目的・効果
メリットは大きく3つ挙げられます。
一つめは、記入するだけでやるべきこと、学習成果、学習時間などが可視化できることです。
自分に足りないことややるべきことが目に見えると、勉強の効率が上がり自信につながります。
二つめは目標設定→計画→実行→振り返りの習慣が自然と身につくことです。
PDCAサイクルという日本のビジネスではお馴染みの考え方なので、将来社会へ出てからも役立ちます。
スタディプランナーを使う目的は、目標を確実に達成させることです。
中学受験においては「志望校に合格」という目標をかなえる目的で使います。
効果としては、メリットにも挙げたとおり、自分に足りない部分や自分が頑張っていることが可視化されることで、これからやるべきことが明確になります。
勉強の効率が上がるので成績アップにもつながります。
スタディプランナーには上で述べたようなメリットや目的、効果があるのです。
スタディプランナーはいつ書けばいい?
スタディプランナーを書くタイミングですが、一般的に朝や前日の夜がおすすめです。
その理由として1日のスタートを切る時、1日が終わって振り返る時が、最もスタディプランナーの作業がしやすいからです。
■朝に前日を振り返った上で、今日1日のスタディプランを書き込む
■前日の夜に1日を振り返り、明日やるべきことを書いておく
このような「振り返り→目標設定」をする時間を、ほんのわずかな時間でいいので習慣化していきましょう。
自分に合ったスタディプランナーの選び方
現在スタディプランナーは様々なメーカーから発売されています。
またノートの仕様も様々で、小さいものから大きいもの、ルーズリーフのように切り離せるものなど各社思考をこらした商品を展開しています。
中学受験生はどのようなスタディープランナーを選べば良いのかを3つ紹介します。
こども自身が自分で書けるもの
中学受験においては親が主体となって計画を立ててしまいがちですが、こどもが主役で進められるノートを選びましょう。
書き込む量が多いものは、中学受験においては不向きです。
B5やA4など大きさのもの
持ち運びや手軽さを重視したメモ帳タイプのスタディプランナーも販売されていますが、書ける範囲が少なく小さい字で書き込む必要があるので、中学受験生にはあまりおすすめできません。
できれば、こどもがいつも勉強する時に使っているノートの大きさが良いでしょう。
ざっくりと書き込めるもの
仕事のような分単位の細かいスケジュール管理はこどもには不要です。書き込む項目が多いものはできるだけ避けましょう。
埋めなければいけない項目が多いほど、書き込むのに時間がかかり、続けるのが難しくなります。
親目線ではシンプルすぎるかな、くらいのものがちょうど良いのです。
スタディプランナーはどこで売っている?100均でも買える?
スタディプランナーは、Campusでお馴染みのコクヨやいろは出版、ショウワノートなどが発売しています。
そのため、本屋さんや文房具売り場などで売っています。
また、楽天市場やAmazonなどの通販サイトでも購入可能です。
店舗だとひとつのブランドしか扱っていないこともあり得ますが、通販サイトであれば各社のノートを比較して購入することが可能です。
もし手に入らなかったり、自分に合うものが見つからない場合は、いわゆる普通の手帳やノートをスタディプランナーとして活用する方法もあります。
その際に活躍するのが文字が書き込める大きめの付箋です。
100均では大きめな付箋がバラエティ豊かに揃っています。
付箋の色ごとに書く項目を決めて、ノートにペタペタ貼っていくだけでオリジナルのスタディプランナーが完成します。
また、最近ではToDoリストやタイムテーブルなどが印刷されている付箋も販売しているのでぜひ探してみてください。
他にもネット上には、スタディプランナーを無料でダウンロードできるようなサイトもあるので、試してみるのもおすすめです。
スタディプランナーが向いている人向いていない人の特徴
自分のやるべきことが明確になり勉強の効率が上がる。
そんなメリットが多いスタディプランナーですが、毎日書き込むこと、そのための時間を取られることをデメリットと感じる人も少なからずいらっしゃいます。
スタディプランナーが向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。
スタディプランナーが向いている人の特徴
スタディプランナーが向いている人の特徴を以下に5つ挙げます。
■コツコツノートに書き込むのが好きな人
■計画を立てたり、結果を記入するのが楽しいと感じる人
■志望校に絶対合格するんだという強い意志を持っている人
■限られた時間を有効に使い、効率よく勉強を進めていきたい人
■スタディプランナーを使う意味をきちんと理解している人
「計画を立てて、それを実行し、結果をノートに記入する」
簡単そうに見えますが、なかなか根気のいる作業だと思います。
忙しい時や模試の前などは「ノートに書き込んでいる時間すらもったいない」と感じることもあるでしょう。
スタディプランナーを使う意味をきちんと理解し、コツコツ積み上げられる人にスタデイプランナーは向いています。
スタディプランナーが向いていない人の特徴
次にスタディプランナーが向いていない人の特徴を紹介していきます。
■コツコツノートを取るのが苦手な人
■計画を立てたり、成果を記録したりすることを面倒だと感じる人
■時間に縛られたくない人
■飽きっぽい人
スタディプランナーは性質上「書く」という作業が求められます。
そもそも書くのが苦手、ノートを取るのが苦手という人にはあまり向いていません。
また、スタディプランナーを使わずとも頭の中で管理できたり、時間で区切らずともコツコツ勉強を進められる人には、元々必要のないものかもしれません。
向いている向いていないに関わらず、スタディプランナーを続けていく上で注意すべき点があります。
それは、「スタディプランナーを綺麗に記入すること」が目的とならないようにすることです。
1日の行動を深く振り返ることも時には必要ですが、スタディプランナーは基本的には毎日のルーティンとして活用したいツールです。
ノートを綺麗に飾ることに集中しすぎて、本来の勉強がおろそかにならないように時間を決めるなどしておくと良いでしょう。
まとめ
大学生や社会人の女性を中心に人気のあるスタディプランナーを紹介しました。
中学受験にはあまり関係ないのではと感じた人もいらっしゃるかもしれません。
確かに細かく予定を管理するのはまだ小学生には難しいでしょう。
しかし、「計画を立てて実行し、結果を記録して次に繋げる」というサイクルは社会に出た時にも大いに役立ちますし、中学受験においては効率よく勉強を進められるのでおすすめです。
こどもの勉強への熱意があがるようなお気に入りのスタディプランナーとともに、志望校合格への道を歩んでください。
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