中学受験もいよいよ後半部分に入る小学生5〜6年生の子どもたちは、それぞれ志望校の過去入試問題に取り組む時期に入ります!
入試直前まで過去問を何度も解き、わからない部分を明確にして勉強し直すのは段々疲れてきますし、飽きてしまうこともあるでしょう。
ですがこれらの努力があるからこそ、合格への道が切り開けるというものです!
そのためにも解き直しのポイントややり方、それらを行うメリットなどお話ししていきます!
中学受験の過去問の解き直しのやり方とポイント
まずは解き直しの方法をお話しする前にそのポイントを押さえておきましょう!
そのポイントとは「わからない・わからなかったところをそのままにしない」です。
「そんなの分かってるよ!」と感じる方も多いでしょうが、これは意外にも難しく特に頑固な子などは自分が問題を間違えたこと・理解できなかったことことを受け入れがたく感じて拒否してしまうこともあります。
うちの子供も頑固なので、そういった時がありました!
「間違えた」という認識をするのではなく、「求められた回答ではなかった」と受け取るようにすると、その求められた回答に辿り着くためにはどうすればいいか、自然と学習へと向くようになります。
子どもたちが考えたやり方もしっかり褒めて、次のモチベーションに繋げていきましょう!
国語の過去問の解き直しのやり方
国語は漢字や単語の問題は間違った部分をノートに書き留め、2〜3回に分けて繰り返し解き直しをしていくのがいいでしょう。
また書き留めたものは定期的に見返しをすることで、苦手な問題をしっかり対策できます!
文章題の問題が多いため答えを覚えてしまうことも少なくないので、漢字や単語の問題以外は2回ほど解き直しをしたら間違った部分をノートなどにまとめて、理解を進めれば十分です。
国語は問題を解くよりも多くの文章を読む方が対策につながるので、本などを読んでその内容を理解できるようにしておくことをおすすめします。
算数の過去問の解き直しのやり方
算数は解き直しのノートに正解のやり方を取っておきましょう。全てではなく間違った部分だけで大丈夫です!
その時に間違った回答であったものは消さないで取っておくと、あとで解き直しをした時に同じ間違いをしていないか確認できますし、どこでつまづいているかの参考にもなります。
また「全く解けなかった」となった際はすぐに解き直しのノートを作るのではなく、1週間後など時間をあけてトライしてからノートに取り掛かるか決めるといいでしょう。
ノートを作るのも時間がかります。少し時間をあけることで次に同じ状況でも気持ちの余裕を作れますよ。
理科の過去問の解き直しのやり方
理科は間違った問題のみ1週間ごとなどに時間を空けて、解き直しを繰り返すといいでしょう。
算数や国語とは少し違いほぼ暗記科目なので、内容の理解ができていれば簡単に解ける問題は多いです。
空けた時間は参考書や教科書などで理解を深めていき、理解が難しい場合はノートを作っておくといいでしょう。
また苦手な分野のところに付箋を貼って寝る前や朝に読み返すと、覚えやすいのでおすすめです!
また、試験直前には試験時間と同じ通りにこなしておくと、時間配分や当日の予行になるのでやっておきましょう。
社会の過去問の解き直しのやり方
社会も理科と同じく間違った問題のみ1週間後づつごとなど、時間を空けて解き直しをしていきましょう。
理由も同じです!
内容理解ができていれば、比較的簡単に解ける問題が多いからです。
ですが理科とは一つ違う部分があり、参考書や教科書では最近の自治問題、政治問題などに対応できないので習慣的にニュースや新聞などでそのことについて確認しておくようにしておきましょう!
最近ではSNSなどで簡単に見ることができるので、時間が空いた時間などを活用していくのもいいでしょう。
中学受験の過去問の解き直しノートの作り方
国語の過去問の解き直しノート作り方
国語の問題は間違った項目ごとでノートを分けておくと便利です!
漢字や単語の問題、選択問題、文章問題などに分けて、漢字や単語の問題の場合は語彙の意味を調べ直し書き留めておくといいでしょう。
選択問題は理解できていなかったか、それともミスをしていたかをしっかり確認しそれに応じて間違えた理由を書き留めておきましょう。簡単にで大丈夫です。
文章問題はノートを作る前に、もう一度文章を読み直し簡単に内容をまとめるようにしましょう。
かけたら大人に確認してもらうようにし、解説を読みながらなぜ間違えたのか考えていきましょう。
文章問題は人それぞれの感性で回答が異なることもあり、反発があるかもしれませんが「そういう考え方もある」と受け入れながら進めていきましょう!
算数の過去問の解き直しノート作り方
算数はまず問題をコピーしておきましょう。
その理由として、ノートに書き写すのは膨大な問題をやる受験生には非効率的だからです。
ノートを半分に分け片方には間違えた問題とコピーした問題を貼り付けて、片方には解説を書きましょう。
このやり方は、有名校に合格をした私の友達のお子さんが使っていたノートと同じで、一行づつ空けておくとあとで書き足すときも便利ですし、どこに回答があるのかもわかりやすいのでおすすめです!
またこれをやったら回数もページの端などに書き込んでおきましょう。
〇×で書いておくと、どのくらいの確率で問題を解けているかもわかりやすいです。
理科の過去問の解き直しノート作り方
理科のノートも算数と同じく問題のコピーをしておくといいかもしれません。
作り方も同じくノートを半分に片方には間違った回答と問題のコピーをはりつけて、もう片方には正しい回答を書きましょう。
または何回か解き直しをしたが、わからなかった分野をまとめてノートを作るのもおすすめです。
暗記科目が多めの分野なので、苦手な分野だけを自分でノートにまとめることで記憶に定着しやすいため、このやり方でも十分でしょう。
社会の過去問の解き直しノート作り方
社会ノートの作り方はまたまた理科と全く同じです!
ノートを半分に片方は間違った回答と問題のコピー、もう片方に正しい回答です。
社会は人物名や難しい単語が並ぶことが多く、歴史の時間系列が複雑になることも多くあります。
その部分がわからなくなることも少なくないので、まとめのノートを作る方がいいでしょう。
ただ全てを書くのは難しいので、簡単な時系列を作っておくとあとで複雑になりにくく覚えられなかった部分・苦手な部分も付箋などで増やしていくと関連付けをして覚えられます!
過去問の解き直しノートを作るメリット
ノートを作るメリットは「同じ間違いを繰り返さない」・「自分専用の苦手ノートをつくれる」・「いつでも見返すことができる」です!
完全に間違えることがなくなるわけではないですが、算数なら問題の解き方を覚えられるようになり、国語は語彙力の力がつき、理科・社会は内容理解が深まります。
苦手なところが見えやすくなるのもメリットです!
自分専用の苦手ノートは見返すことをしなければ間違いも繰り返すことになりますし、何のメリットにもなりません。
こまめに読み返すようにしましょう!
中学受験の過去問は何回解いたらいい?
第一志望の過去問は2、3回は必ず解いておいた方がいいでしょう。
ただ志望校の合格点ラインにとどいているのなら、わざわざ何度も解き直す必要はないです。
解き直しのノートだけをつくり、それを見直す形で十分でしょう。
心配ならば入試前にもう一度とか解くのもいいかと思います。
第二志望・第三志望も最低でも1〜2回は解いておくのがおすすめです。
力を入れてやるのは第一志望でいいですが、同じく合格点ラインにとどいているのならノート作りで大丈夫でしょう。
まとめ
過去問を何度も解いていくと、最初はできなかった問題もだんだん出来るようになってきます!
苦手部分をしっかりとノートにまとめて何度も読み返し対策を進めましょう。
またノートの作り方は様々あるので紹介したものだけでなく、自分で使いやすいと思った方法を探るといいでしょう!
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