「受験生なのに勉強しないので困っている」
「気づいたら小6ゲームばかり、どうすれば勉強するようになる?」
中学受験本番まで1年足らず。いつになったら本気で勉強するのだろうと気になりませんか?
そこで、
■受験生なのになぜ勉強しないのか
■どうすれば勉強するようになるか
■受験生に対して親がするべきこと・してはいけないこと
などご紹介します。
小6で受験生なのにうちの子はちっとも勉強しないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
小6受験生なのに勉強しない理由とは?
小6で受験生なのに、勉強しない…そんな日が続けば親は気が気でないでしょう。
「このままじゃ、どこにも受からないよ」
「ちゃんと勉強しなさい!」
と、頭ごなしに叱ってしまいがちですが、一旦深呼吸してこどもの話に耳を傾けましょう。
勉強しないのには、本人なりの理由があるのです。
✅何のために勉強するのかわからない、勉強してもいいことがない
✅ゲームが楽しくてやめられない
✅友達はみんな遊んでいるのになぜ自分だけ…
親として理解できる・理解できないはさておき、こどもにも言い分があるものなのです。
受験生なのに勉強しないときの対策
「受験生なのに勉強しない」というのは、どんな理由があれど大きな問題です。
早急に勉強に取り組んでもらいたいと考えることでしょう。
そこで、勉強しない理由ごとに対策を解説していきます。
モチベーションが沸かない時の対策
「何のために勉強するのかわからない」
「勉強してもいいことがない」
このように勉強に対してモチベーションが沸かない時の対策についてです。
これに関しての対策は以下の通りです。
勉強によってもたらさせる「いいこと」を作る→ご褒美の要素を加える
今勉強しなくてはいけないのは中学受験に成功するため、志望校への通学の夢をかなえるためです。
しかし、わかっていてもなかなか勉強に集中できないこともあるでしょう。
それは目標としてイメージがしにくいからだと言えます。
もっと明確なわかりやすい目標を設定することが大切です。
◎この中学に入学してからやりたいことを想像してみる
「中学受験合格」というのは漠然としています。
どうしてもなかだるみしてしまうのは仕方がないことです。
志望校へ合格したらできることを実際に体験したり、志望校へ入学したらやりたいことを想像してモチベーションを維持していくことが重要です。
ゲームがやめられないときの対策
ゲームは楽しいものです。なかなかゲームがやめられないというこどもは多いでしょう。
大人ですら時間を忘れて熱中してしまう方もいます。
ここで、勉強させたいからといって急にゲームの時間を制限するのはNGです。
ゲームができない反動で、余計勉強が嫌になってしまう可能性があります。
ゲームがやめられないときの対策は「ゲームをご褒美にする」ことです。
◎模試で○○点以上取れたらその日は時間制限なくゲーム可
ゲームを勉強の息抜きやご褒美としてうまく活用できれば、ゲームが大好きなこどもを勉強に誘導しやすくなるでしょう。
友達が遊んでいてい羨ましい場合の対策
「自分はこんなに苦しい思いで勉強しているのに、同級生は遊びに行ったり旅行へ行ったりしている」
中学受験をしないお友達を羨む気持ちから、勉強に集中できなくなることがあります。
また、2〜3学年下に弟や妹がいる場合にも同じように感じるでしょう。
友達が遊んでいて羨ましい場合の対策を3つ紹介します。
◎週に1日、遊びに行っても良い日を設定しておく
◎中学受験をめざしている同級生と情報交換する
ゲームがやめられないときの対策と似ていますが、急に遊ぶ時間をなくすのは逆効果です。遊ぶ時間を減らすためには、遊ぶ時は思い切り遊ばせるのが有効です。
「夏休みまでは放課後遊んでいいけれど、夏休みは週1回だよ」
「仲良しのお友達の遊ぶ日は最初に決めておいてね」
などと、約束しておくようにしましょう。
また、塾の同級生や同じ小学校から受験するような友達と交流すると、自然と「勉強しなきゃ」という気持ちが芽生えやすくなります。
無理して仲良くなる必要はないですが、頑張っている同級生に刺激され、やる気を出すこどもも多くいます。
小6受験生が自ら進んで勉強してもらうために親ができること
小6受験生が、ひとりだけで何時間も勉強を続けるのは難しいものです。
わたしも、「ゲームが勉強だったら何時間でもできるのにな」と何度も考えたことがあります。
好きなことになら何時間も集中できるすごいパワーを持っているのがこどもです。
勉強って楽しいんだ、勉強ってこんなにすごいことなんだ、とこどもが思えるように親が誘導してあげることが大切です。
◎良い点数を取れたらご褒美をあげる
◎一緒に問題を解いてみたり、暗記ものでゲームなどをする
◎勉強しやすい環境を整える
どんな小さいことでもいいので、たくさん褒めてあげてください。成長するにつれて褒められることが減ります。
1時間勉強に集中できた、今まで解けなかった問題が解けた、苦手科目のテストで70点取れたなど本当に些細なことでもいいので褒めてあげましょう。
もっと勉強して欲しい、頑張って欲しいという気持ちが前に出ると、つい「2時間勉強しなきゃダメだよ」と言ってしまいがちです。
しかし、この一言は勉強に対するモチベーションを下げるだけでなく自己肯定感をも下げてしまいます。
もっと頑張って欲しいという気持ちにはそっと蓋をして、今できた小さなことをたくさん褒めてあげてください。
またひとりで勉強していると、何で自分だけ勉強しなくてはいけないんだろうという気持ちが芽生えてしまいます。
中学受験は親子二人三脚でゴールを目指すものです。
親も勉強を見てあげたり、難しい問題を一緒に考える姿勢を見せることも大切なことです。
最後に勉強部屋の環境を整えてあげましょう。
部屋の温度は適温か、机周りは整理整頓されているか、音がうるさすぎないか、などに気を配ってみてください。
特に夏休みなどは暑い部屋で勉強すると集中力が続かなくなりイライラしやすくなります。
「本当に勉強しやすい環境なのか」について考えてみることも重要です。
親のイライラが止まらない時の対策
親のイライラは確実にこどもに伝わります。
いつ怒られるかヒヤヒヤしながら勉強しているようでは、成績は伸びないでしょう。
そうなるとますます親はイライラするといった悪循環になります。
中学受験はこども以上に親が焦ってしまうことで、イライラをこどもにぶつけてしまいがちです。
親のイライラを少しでも軽減する対策例を挙げてみます。
◎好きなアロマをたく
◎ぬるめのお風呂にのんびり入る
◎スイーツや美味しい紅茶などを用意してリラックスする
◎読書や自分の趣味に没頭する時間を確保する
◎塾の先生に相談してフォローしてもらう
◎中学受験を経験した先輩ママに話を聞いてもらう
◎深呼吸をして一度その場を離れる
イライラと向き合うのは忍耐が必要です。そして、イライラしながら行ったことはたいていうまくいきません。
自分がリラックスできる「逃げ場」をたくさん用意しておきましょう。
塾の先生や中学受験を経験した先輩ママなどの第三者に話を聞いてもらうのは、自分たちを客観視できるのでおすすめです。
まとめ
「小6になったのにちっとも勉強しない」
「受験生なのに、ゲームばかりしていてイライラしてしまう」
こども本人も勉強しなきゃいけないことは理解しています。
それでも勉強に集中できない日が多々あるのです。
まずはしっかりこども本人と話して、勉強しない理由を探ってみましょう。
親として理解しがたい理由だとしても、本人にとっては大きな問題だということもよくあります。
その問題に親子できちんと向き合い、お互いが納得できる解決策が見つかれば、自然と勉強できる時間が増えてくるはずです。
焦る気持ちはわかりますが、勉強しない受験生本人と向き合うことで、少しずつ勉強できる環境を整えてくださいね。
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