志望理由書は中学受験だけではなく高校・大学受験でも使われるものであり、苦労した方も多いのではないでしょうか?
「どうしてこの学校でなければならないのか?」、「この学校で何を学んでいきたいのか」自分の意思表示のために使われ、主に面接での参考書や志望理由書だけでの採点など、どこの学校でも重要視されています。
たった数枚でどうアピールをするか迷う方もいるでしょう。そこで中学受験の願書への志望動機の書き方やポイントを例文を交えてお話ししていきます!
中学受験で願書に志望動機どう書く?書き方のポイント
志望動機は一つに絞る
志望理由書は限られた枚数で書かなければなりません。
そのため「あれも!これも!」とさまざまな理由を詰め込んでしまうと、わかりにくくなってしまいます。
たくさんの時間をかけて考え抜いた志望校だからこそ、たくさんの想いを持っていると思います。
面接や志望理由書だけで伝えるには少なすぎると感じる方もいるでしょう。
ですがそれが受験です!
伝えられない想いもあるとは思いますが、今はそれを心に大事にとっておきましょう。
そしてまずは志望動機を明確にしていきます。
箇条書きなどにわかりやすくすると「何を1番に伝えていきたいのか」がわかりやすくなり、文を書き進めやすくなるのでおすすめです。
志望理由書と面接の受け答えは一緒にする
これは志望理由書を書くときと面接を受けるときの注意点でもあります!
最初にお話ししましたが、志望理由書は面接の際に参考資料として面接官の方が持っていることがほとんどです。
そこで志望理由書とは違う受け答えをしてしまったら「どっちが本当なんだろう?」と混乱を招いてしまったり、「優柔不断だ」と面接で不利なように捉えられてしまったりします。
基本的には志望理由書で書いたものを、自分の言葉で伝える形で受け答えをしていきましょう。
もし話している際に「もう少し付け足して話しても大丈夫そう」と感じたら、その伝えたい想いを簡潔に話してみるのもいいでしょう。
ただし上手くまとめられなさそうと思ったのなら、付け足す必要はありません。
自分の気持ちとその場面で臨機応変にやっていきましょう!
言葉遣いや誤字脱字などの確認
みなさん志望理由書を書くときは言葉遣いや誤字脱字をするとは思いますが、提出間近に迫ったらいつもより念入りに確認するようにしましょう!
何度も書き直しをしていると、どうしてもおかしな文章に気づきにくくなってきてしまいます。
そのため親御さん・保護者の方、あるいは塾の先生、学校の先生などなど、さまざま人に見せてみることをおすすめします。
客観的に先入観なく見れる方ならなお良く、誰にでも伝わる文章というよりはこの文章で志望校に入りたい気持ちが伝わっているかに注目してもらいましょう!
自分の言葉で書く
「正しい文」と「自分の言葉で書く」は似ているようで正反対で、とても難しいです。
ですが、それができれば面接の際にも相手にしっかりと受験生の人物像が伝えられることができます!
意外にも見落としがちなことですが、志望理由書は高校・大学進学を目指すことになったときにも役に立ってくれます。
また自分の言葉で自分を正しい言葉で伝えられるようになれると、面接などかしこまった場でも有利に動けるので今から着実に育てていきましょう!
中学受験で願書に志望動機・志望理由の例文を紹介!
中学受験の志望動機 例文①
幼少の頃から語学について興味を持っており小学校での授業でも積極的に取り組み、SNSなどを通じて海外の方とコミュニケーションをとるなどしています。
貴校では海外留学制度や語学学習のサポートが充実いていること、貴校の説明会で伺いました。
そのためには語学だけではなく、ほか科目の知識も欠かせないことを学ばせていただき、貴校で学びたいと考えています。
中学受験の志望動機 例文②
両親と共に貴校のHPを拝見させて頂き、東京大学や慶應大学などの有名大学の合格者数が多いことを知りました。
その理由を知るため説明会に参加させていただいたところ、授業は先生が二人体制をとっていること・授業外でも学習サポートが細かいところまで行き届いていることを伺いました。
先生方の想いに心を打たれと同時に、自分も合格へと向かえるのではないかと思いました。
そのため貴校で毎日の努力を重ねていきたいと考えます。
中学受験の志望動機 例文③
将来はプロのピアニストを目指しています。
貴校を見学させていただいたとき、音楽室や講堂を拝見させていただき音楽活動に熱心に励む姿を見て、私もこの輪の中に入り先輩方と切磋琢磨したいと強く感じました。
在校生にもお話を伺い、活動にはそれだけの努力だけではなく勉強も大切なことと説明を受け、ここでなら私の目標を達成できるのではないかと思い、気候に志望しました。
保護者が書くときの志望理由書の例文も紹介!
保護者の志望理由 例文①
海外留学や留学生同士の交流の場が多くあることなどは、娘/息子を大きく成長させてくれるものになると感じました。
貴校の説明会でお聞きした卒業生の海外での活躍の多さは、強く感動し将来は語学を生かした仕事に就きたいと希望する娘/息子にとって目標になりました。
娘/息子が貴校で学び、目標に向かえるように私共はサポートしていきたいと考えております。
保護者の志望理由 例文②
文化祭で拝見した貴校の高校2年生の研究発表はとくに印象的であり、独自の視点と広い視野で科学の研究を探究し結論を導き出す力は先生方のご指導、在校生の積極的な学びの姿勢を感ました。
将来研究者を目指す無芽を持つ娘/息子にとって貴校以上の環境はないと考えております。何卒よろしくお願いいたします。
保護者の志望理由 例文③
学校見学で拝見しました附属大学に進学した卒業生が後輩に指導している姿は興味深く、連携が取れることでより一層子共たちの部活動が大きくなることに期待を感じています。
現在も写真の活動に日々の努力を重ねており、将来は仕事にしていきたいと考えている娘/息子を私ども支えていきたいと考えております。
中学受験の願書に志望動機・志望理由を書くときの注意点
受験者の場合
・志望校ごとの書式に合わせる
・自分の言葉で書く
・誤字脱字や相手に伝わりやすい文か確認をする
・伝えたいことを明確にしておく
これは親御さん・保護者の方にも言えますが各学校で志望理由書の書き方はさまざまで、文字数や紙の指定などあります。
間違えてしまうと受付けされなかったり、不合格となる場合も起こり得ます。
そのためお子さんたちは書く前に親御さん・保護者の方と一緒に確認しておきましょう。
そして文章を書くのが苦手という方もいるとは思いますが、誰かに頼りっぱなしでは面接に困ってしまいます。
しっかり自分の言葉で伝えられているか、伝えたいことは明確になっているか文だけでなく自分の心にも声がけしましょう。
保護者の場合
・志望校ごとの書式に合わせる
・親の希望を書きすぎない
・誤字脱字、言葉遣いなど気をつける
これらのうち2つは受験生の注意点と同じで、各学校で文字数や紙の指定は変わってくるため書式は合わせて確実に受け取ってもらえるように、気をつけておきましょう。
誤字脱字、言葉遣いは受験生よりも注意して書くようにしましょう。
それで合否は決まりませんがイメージが良くなくなる可能性もあります。
そして1番大事になるのは「親の希望を書きすぎない」です!
この受験は子供たちのものですのであくまでも子どもがこの学校に合っているということに注視して書いていくといいでしょう。
まとめ
文章は自分の感情を整理するにも役立つものです。
志望する理由をしっかりと明確にしておき面接の際に、迷いなく答えるためにもたくさん考えて納得のいくものを作っていきましょう。
そして「嘘」は書かないようにしましょう。
面接官は見抜いてきます!マイナスになるような答えでも嘘はつかないように心がけましょう!
コメント