中学受験を考えているなら、少しでも受験で有利になる資格は取っておいた方がいいのか、特技も持っておいた方がいいのか、頭を抱える方も多いのではないでしょうか。
そこで、中学受験に有利な資格や特技、英検や数検の加点対象は何級からか?中学受験で資格を活用する際に注意すべきことについてご紹介していきます。
中学受験に有利な資格や特技は?
中学受験で有利になる資格はあまり多くはありません。
受験希望をする学校にもよりますが、大体の中学校は英検と数検が、加点対象または優遇措置などが受けられ、英検は所持していないと出願のできない中学校もあります。
そしてその中でも級によって加点対象になるかもしくは、参考程度にしか見てもらえない場合もあります。
高校受験や大学受験では資格でかなり差が出ることはよくありますが、中学受験でとても重要かと言われると、そこまで重要ではないです。
受験勉強だけで十分と感じている方は、無理して取ろうとしなくて大丈夫なので安心してください!
もし余裕があったり、少し受験勉強に飽きてしまっているなどがあるなら、挑戦してみるのがいいでしょう。
英検や数検は有名で中学受験でも役に立つ場合が多いですし、歴史検定は復習にもなって自分のできてない部分を再認識できます。
「特技」について悩んだのなら、資格を取って特技として話すのも一つの手段にもなります。
受験の面接では必ずと言ってもいいほどよく聞かれる「自分の特技」は、多くの方が頭を抱えることになるものだと思います。
中学受験や高校受験など、そのほかにも多くの場面で考えなくてはいけないものですから、資格を一個持っておくと、「こんな資格を持っていてこれがわたしの強みです」など紹介することができます。
また特技で紹介するなら自分が興味のある資格などを取得しておくと、将来と繋げて話もできたりするので、自分も話しやすいく「将来展望ができている」と面接で加点してもらえることも多いのでおすすめです。
そのほかにも習い事や頑張ってきたことなどを特技として話すのもいいと思います。
入賞や優勝などのいい成績を残しているのなら受験でとても有利になったりするので、持っている方はしっかり記載しておきましょう。
そして面接で聞かれた際に、その結果をどう受け止め今後どうしていきたいかを伝えられるようにしっかり考えておきましょう。
中学でしたいことや将来やりたいこと、自分の目標などに繋げて話すと好印象に捉えてもらえるので参考にしてみてください!
中学受験で英検や数検の加点対象は何級から?
英検
英検で加点対象になってくる級は大体の目安になりますが、4級から加点がされることが多いようです。
受験では僅差の点数で落とされてしまうことは少なくないので、一応持っておくとより安心できます。
余裕がある方や受験する中学校が英語に力を入れている場合などは、どんどん高い級に挑戦して取得しておくとその分高い加点をしてもらえるので、周りよりも有利に進められると思います。
また学校にもよりますが、英検の中級以上を所持していると英語の試験が満点になったり試験自体が免除になることがあるようです。
ですが中級以上になってくると中学卒業レベルまたはそれ以上の試験レベルになってくるので、英語に自信がある方は挑戦してみてください。
加点対象の他にも奨学金や特待誠意制度などにも英検取得が必要になったり、取得していることで優遇を受けられることがあります。
中級レベルからこれらの制度を受けられる学校も多くあるので、「制度を使用したい」や「使用できるのなら使いたい」と考えている方も取っておくのがいいでしょう。
数検
数検は4〜3級から加点対象になることが多いようです。
これも受験する学校によって異なります。
5級や6級から加点対象になる学校もあれば、中学3年生のレベルに当たる3級からしか加点してくれない学校もあり、かなりまちまちなので事前に調べておきましょう。
英検よりも加点対象となる級の勉強のレベルが高いので、英検のように取っておいた方がいいというよりも、かなり時間に余裕がある場合や数学が好きで受けたいという意思がない限りは受けなくてもいいと思います。
進学塾などに通っていて早めに中学の勉強をしているという方は、挑戦してみるといいかもしれません。
数検は国が後援していますが中学受験にとても役に立つというよりも、高校の卒業資格の免除や大学試験で役に立つことの方が多いので、数検を取るよりもまずは英検の方を優先することをおすすめします。
中学受験で資格を活用する際に注意すべきこと
資格取得に注力しすぎない
英検や数検は受験資格に必須になっている学校の場合は力を入れないことは不可能に近いと思いますが、受験勉強と学校との両立で忙しく取得できない場合もありますので、取得できなかったたことも考えておきましょう。
必ずしも資格が必要でないのなら時間や子どもの心に余裕がなかったり、金銭的に難しいなど無理して受けることはしなくていいです。
少し前にもお話ししましたが、数検などは中学校の受験ではあまり役に立つことは少ないですし英検を取得していないからといって不利になってしまうことはあっても、必ず不合格になることは絶対にありません。
一番大事なのは受験勉強なので資格の取得ばかりにとらわれすぎずに、優先順位を考えて取得するかしないか決めていきましょう。
受験したい学校が資格加点対象かを確認する
これまで何度か話せてもらいましたが、受験したい学校でそれぞれ資格の加点対象や優遇措置、試験免除、奨学金制度の対象などになる級がかなり変わってきます。
英検と数検はほとんどの学校で加点対象になりますが、漢検や歴史検定などは加点対象として除外されている学校が多いです。
またどちらも加点対象にはならない場合もありますし、加点対象ではなく参考資料程度にしかみられない場合もあります。
説明会などに行った際にどの資格が加点対象になり、どのくらいの球で何点程度の加点がもらえるのか面談に参加して確認しておくといいかもしれません。
確認不足があるとせっかく取得した資格も無駄になってしまうので気をつけておきましょう!
優遇措置を受けられる級を確認する
優遇措置も加点対象の確認とほぼ同じです。
受験したい学校によって、優遇措置を受けられる級や資格が変わります。
資格を持っているだけでは優遇措置を受けられない学校もあれば、持っているだけで受けられる学校もありますので、こちらも説明会などで面談に参加して、相談してしっかり確認しておきましょう。
また複数回の受験で優遇措置を受けられますことがありますが、それがデメリットになる学校もあります。
受験しようとしている学校がデメリットになるのか、逆にメリットになるのか調べておくとより安心だと思います。
まとめ
資格は後々役に立つことが多いですが、資格の有効期限があるので理解しておきましょう。
また資格は面接などで特技について聞かれた時にも役に立ちますが、資格よりも習い事などで見つけた自分自身にしかないものなどをアピールした方が周りと一目置くことができて、印象に残る面接ができると思うので、資格に頼りすぎないことをおすすめします。
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