中学受験を控えている子供にとって、夏休みの大量の宿題と受験勉強の両立は大きな壁として立ちはだかる事が多いでしょう。
子供の負担を少しでも軽くしてあげようと、夏休みの宿題を親がやる家庭もありますが、
■どこまで親が関わるべきなのか?
■夏休みの宿題を親が手伝えること事とは?
などについて、どうやって乗り越えて行くか、役に立てるように経験と調査からお話ししていこうと思います!
中学受験で小学校の夏休みの宿題が終わらない!親がやるべき?
正直のところ『小学校の宿題』は“親”の宿題ではなく、“子供”の宿題です。
なので、基本的には自分で計画を立ててこなしていくのが理想的ですが、だからと言って子供だけでやっていくのにも限界がある事を親も子も理解しておく事が大事です。
同級生の中には受験勉強のために『小学校の宿題はやらない』と言っている子もいましたが、小学校の宿題は受験勉強の基礎を振り返るのにとても役に立ちます。
割り切ってしまうのも一つの手段だとは思いますが、個人的には小学校の宿題もしっかりこなすことをおすすめします。
そのために、どのくらいの量の宿題を何日くらいには終われるようにする!ということを一緒に考えて計画を立てておきましょう。
基本的には子供が主体で考えていけるように手を出しすぎないようにし、自由研究やポスターなどの想像力が必要になる部分はなかなか思いつかないままになってしまう事もあります。
時間が取れるようなら『気分転換しよう!』と言って、外に連れ出してアイデア探しの手伝いをしてみるのもいいと思います!
そして親御さんはあまり張り詰めてしまわず、心の余裕を持っておきましょう。
それだけで子供も意外に余裕を持って行動ができるようになったりします!
小学校の夏休みの宿題を親が関わるのはどこまで?
先ほどお話ししたように、小学校の宿題は受験勉強の基礎を振り返るのにとても役に立ちます。
宿題をやらなかったり、夏休み最終日に切羽詰まってやったりすると宿題の内容が身につかなかったり、親が手伝いすぎると自分で計画をたてたり考える力がつかないままになってしまいます。
中学校や高校に進学したときに子供が困ってしまう事態になることが多いようです。
とても難しいですが親は程よく子供に手を差しのべてあげることが大事です。
とどかない場所のために踏み台を用意するような感覚で考えるといいでしょう。
計画を立てる前にやるべき事
宿題に対して前向きでは無いようだったら、改めて小学校の宿題をやるべきなのか納得する答えが出るまで考えましょう。
受験勉強との両立で疲れてしまい宿題を進めていくうちに不満が出てくる事もあるので、その対策としてやっておくことをお勧めしておきます!
一緒に計画を立てる
計画を立てる時は子供と親と“一緒”に立てていきましょう。
できるだけ習慣化できるような形で取り組めるようにしておくと『もういやだ!』と地団駄を起こされることの予防線になります。
これは受験勉強も同じです。
習慣化しておくことで学校が始まっても続けていけますし、確実に力をつけていけます。
また勉強ばかりでなく、空白の時間も取っておきましょう。
詰め込みすぎるといつかやる気が抜けて無気力になる子もいるので、気をつけておくことをおすすめします。
もし子供だけで計画を立てられるようなら任せてしまってもいいでしょう。
必ずしも親がついていなきゃいけないというわけでは無いので、自主的になったら見守ってあげましょう。
失敗もいい経験になります!
私も宿題を忘れていて提出できなかった事がありますが、一週間前に一度確認するようにしてからは忘れてしまう事はなくなりました。
そうやって自分で問題解決をするようになったりしていくようになります。
必要な物も確認
計画を立てるときに、一緒に宿題をするのに必要な道具も確認するようにしましょう。
いきなり『明日これが必要!』と言われて困るのは親もですが、計画が崩れてできないままになって困るのも子供も一緒です。
必要なものを書き出しておき一緒に買い出しに行くのも、計画の一部なのだと認識させて計画性を育んでいく事も大切です。
環境づくり
集中できる環境は人それぞれなので子供に合わせていく、もしくはそういう環境を見つけていきましょう。
例えば、受験勉強は心の余裕を持ってできる自宅で、宿題は通っていた個人塾でアイデアをもらいながらやるのもいいと思います。
宿題が終われば塾でゆっくり受験勉強を、自宅では夏休みを満喫するような形にしてみてもいいと思います。
こんなん風に切り替えのできるように、環境を2つや3つなんかに分けるのもメリハリが付けられていいと思います。
宿題をしているときに親が気をつけること
立てた計画を親が『次はこれ』や『あと何分で次』なんて言うことのないようにしましょう。
勉強でわからないところがあって教えるときも同じですが、すぐに答えを言ってしまうのではなく自分で考えていく、確認するように仕向けていく事が大事です。
答えの代わりにヒントをあげて自分で取り組むのを待ちましょう。
また疲れてしまい子供にあったてしまうよう事が起こらないように、『今は無理』と思ったら子供にその旨をしっかり伝えて待ってもらいましょう。
きちんと話せば待ってくれます。
振り返り
計画をこなしてどうだったか振り返りをしてみましょう。
夏休みは長いので月1で確認してみるといいかもしれません。
例え終わらない宿題が出てきても感情的にならず、子供の反応をみて冷静に対応するように心掛けましょう。
良かったところはそのままやっていき、あまり上手くできなかったところは“どうしたいか”子供の気持ちに寄り添いながら改善していきましょう。
夏休みが終わっても学校があり宿題が出る事もあると思います。
なので長い目で見て考えていく事も忘れずに計画を立てなおしましょう!
中学受験で小学校の夏休みの宿題を親が手伝える事とは?
やはり親が手伝えることは一緒に計画を立てることや集中できる環境作り、小学校の宿題で苦労する自由研究やポスターなどの想像力が必要になるもののアイデア探しなどだと思います。
自主的に行動を起こさせるために物でやる気をおこさせたり、『早く終われば遊ぶ時間が増える!』と言って誘導する方も多いようです。
それもひとつのいい手段だと思います。
ですがドリルや普段の宿題はそれで終わらせられますが、やはり自由研究などの夏休みの間だけの宿題はなかなか終わらない事が多いようですが、分からないことはインターネットに頼りましょう。
特に読書感想文の書き方や、ポスターのアイデアなどはインターネットの方が情報が豊富にあるので参考にするといいと思います。
また自由研究は日常の気になったことを調べて、レポートにまとめるなどの簡易なものでもいいと思います。
もしかしたら『これって自由研究?』と言われてしまうかもしれませんが、不思議に思ったことを調べ、深く考えたことは研究と十分に言えるので安心して取り組ませてあげましょう。
まとめ
宿題は子供に出された宿題です。
親は直接的な手伝いは避けて子供を見守っていくと良いと思います。
私はあまり勉強が好きではなかったのでできるだけ小学校の宿題を早く片付けて、自宅でストレスになる可能性のある勉強のことを考えなくてもいいようにしていました。
受験が終わるまで勉強とは切っても切り離せない生活が続くので夏休みに張り詰めて勉強せず徐々に力を入れていくことをおすすめします。
日々の積み重ねは大きな力になってくれるでしょう。
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