「中学受験したいと思うが塾代が払えない」高額な塾代がかかると、経済的に厳しく塾代が払えないことで中学受験を諦めてしまう方もいらっしゃるでしょう。
そこで塾に行かずに中学受験できるものなのか?
また塾に行かずに中学受験を勝ち取るためにおすすめの問題集も紹介しています。
塾に行かずに中学受験を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験で塾代が払えないと諦めるべき?
中学受験を考えている方が直面する問題のひとつに金銭面の負担があります。
合格して初めてお金がかかるのではなく、合格するまでにも塾の費用や交通費、教材費など様々な費用が発生します。
塾代が払えない場合はどのような選択肢があるのでしょうか。
②教育ローンや働く時間を増やすなどして捻出する
③塾に行かずに中学受験を目指す
上の3つの選択肢のうち、「3. 塾に行かずに中学受験を目指す」を考えたいと思います。
「中学受験 塾なし」などのワードで検索すると、塾なしで難関中学に合格した方のブログや家庭学習のコツなど様々な情報が得られます。
塾代が払えないからといって中学受験を諦める必要はないと思います。
わたし個人としては「塾が中学受験するわけではない」と考えています。
勉強するのも自分、中学受験するのも自分です。
結局塾に行こうが行くまいが、自分がどれだけ努力したかが大切なのです。
ただし、塾なしで中学受験に挑むのであれば、こどもだけでなく親は相当の覚悟が必要です。
自分たちで情報を収集し、こどもの勉強のサポートに徹する必要があるからです。
塾なしで中学受験に挑むのに助けとなる教材と選び方
塾なしで中学受験に挑むのであれば、塾に通う相当の勉強量が必要になります。
それを叶えてくれるツールとして、通信教育、市販の教材、オンライン家庭教師などがありますので、順番に紹介していきます。
通信教育
通信教育には、授業が配信されるものやテスト添削してもらえるものなど様々なスタイルがあります。
通信教育のメリットは、カリキュラムが決まっていることです。
購入した教材に準じた授業が行われたり、アプリなどで月ごとに単元が配信されたりします。
中学受験のための塾が手がけている通信教育も多数あり、それなら塾に通えなくても塾のカリキュラムに沿った勉強ができます。
勉強の指針が決まっていると安心という方、高い塾代は払えなくても月に何千円かであれば払えるという方にはおすすめです。
時間を決めてしっかり取り組める子や、どの科目も大体平均点が取れているような子に向いている勉強方法です。
市販の教材
市販の教材は、本屋さんやネットで手軽に購入できます。
しかも1冊1,000円前後とコストの面でも安心です。
やってみて合わなければ違う教材を探せますし、基礎から応用まで様々なレベルに対応しています。
デメリットは、教材の種類が多すぎてどれを選んでいいのかわからないこと、中学受験に対応している教材が少ないことです。
「ただこなすだけ」の教材も多く、途中で飽きてしまうこともあります。
市販の教材は、1日1ページなどと決めてコツコツ続けられる子や教科ごとに自分のレベルに合った教材を選びたい子には合っています。
オンライン家庭教師
オンライン家庭教師は、マンツーマンで指導するため成績が伸びやすいです。
わからないところがうやむやにならずその場で解決できるので、勉強の楽しさを実感できます。
オンラインの家庭教師は、自宅に招く必要もなく交通費などもかからないため、セキュリティ面や金銭面でも安心感があります。
成績が伸び悩んでいる子やひとりだと勉強に集中できない子は、マンツーマンのオンライン家庭教師が向いています。
塾に行かずに中学受験で合格を手にする【公立中高一貫校】おすすめ問題集3選
塾に行かずに公立中高一貫校を受検する場合に、おすすめな問題集を3つ紹介します。
金額は全て税込で記載しています。
Z会小学生コース本科専科・ハイレベルコース
教材の特徴
Z会が目指しているのは、「単なる先取りではない教科書+αの力、自ら学ぶ力」を育てるというものです。
解説が丁寧でわかりやすいので、わからないところを誰かに聞くために勉強を中断する、という必要がないのが特徴です。
ハイレベルコースでは応用問題が多く、解き応えのある問題が並んでいます。
1教科から選択できるので苦手な教科だけ受講することもできます。
入会金や講座の料金
例えば小学5年生が国算理社の本科(ハイレベルコース)に加えて専科の英語を申し込む場合、毎月払いだと10,870円となります。
(セット割引が適応・スタンダード料金10,070円に4教科分のハイレベルコースオプション800円が加算)。
入会金はかかりません。
また、6ヶ月一括払いや12ヶ月一括払いにすると、それぞれ5%、15%割引となります。
どんな子に向いた教材か?
公立中高一貫校でも難関校の受験を目指している子やひとりでも勉強に取り組める子に向いています。
かなりレベルの高い学習内容が盛り込まれていますが、コラムや添削指導も充実しているので、学ぶことが好きな子にもおすすめです。
Z会小学生コース本科専科・ハイレベルコースを詳しく見てみる!
進研ゼミ考える力プラス講座
教材の特徴
1回30分と短い時間でできる内容で、こどもの成功体験ややる気を引き出しているのが特徴です。
公立中高一貫校の適性検査を題材とした4教科と作文がセットになっており、思考力や表現力が身につきます。
入会金や講座の料金
小学5年生が受講する場合、4科目と作文のセットで4,490円です。
入会金は必要ありません。
6ヶ月分まとめ払い、1年分一括払い、卒業までの一括払いが選べます。
どんな子に向いた教材か?
進研ゼミならではのわかりやすく見やすい教材なので、勉強に苦手意識がある子でもサクサク進められます。
短い時間でできるので、習い事で忙しい子や集中力が続かない子にも向いています。
e点ネット塾
教材の特徴
e点ネット塾の小学生コースでは、小学1年生から小学6年生までの授業が全て見放題となっています。
授業は1回約8分と大変コンパクトにまとまっており、隙間時間を利用して進めることができます。
兄弟で利用しても一人分の料金しかかからないので、兄弟がいるご家庭は経済的ですね。
セルフノートや問題集などはダウンロード形式なので、欲しい時に欲しいところだけ利用可能です。
入会金や講座の料金
e点ネット塾Plus(公立中高一貫校受検対策)は月払いで5,500円です。
適性検査に特化した内容で、作文添削なども含まれています。
入会金が20,000円かかりますが、入会金無料キャンペーンなどが実施されていることもあります。
どんな子に向いた教材か?
自分の理解度に応じて進んだり戻ったりできるので、自分のペースで勉強を進めたい子におすすめです。
また、兄弟でひとつのIDで受講できるので、兄弟が多い子にも向いています。
塾に行かずに中学受験で合格を手にする【私立中高一貫校】おすすめ問題集4選
塾に行かずに私立中高一貫校を受験する場合におすすめの問題集を4つ紹介します。
こちらも金額は全て税込で記載しています。
Z会中学受験コース
教材の特徴
志望校のレベルに即した教材とカリキュラムが用意されているので、効率良く勉強を進めることができるのが特徴です。
月毎にテストがあるので、苦手分野を早めに把握することができます。
1教科から受講が可能です。
入会金や講座の料金
小学5年生の場合、1教科あたりの受講料は毎月払いで5,800円、4教科だと毎月払いで23,200円です。
入会金はかかりません。
他に、受講環境を満たす対応端末が別途必要です。
6ヶ月一括払い、12ヶ月一括払いにすれば、それぞれ5%、15%割引となります。
どんな子に向いた教材か?
Z会は一般的にレベルの高い教材です。
そのため私立中高一貫校の中でも特に難関校を目指している子におすすめです。
また、塾に通うのと同じ手厚さで志望校対策をしてくれるので、全てお任せしたい子に向いています。
進研ゼミ考える力プラス中学受験講座
教材の特徴
1日約60分の取り組みで設計されています。
進研ゼミならではのこどもの気を引く教材も人気の秘訣です。隙間時間でも楽しんで勉強できるような暗記教具も充実しているのが特徴です。
入会金や講座の料金
4教科全てセットで小学5年生の場合、毎月払いで7,870円です。
6ヶ月分まとめ払い、1年分一括払い、卒業までの一括払いができ、月あたりの受講料は少しずつ安くなっていきます。
どんな子に向いた教材か?
黙々と問題と向き合うのが苦手な子におすすめです。
教材のクオリティが高く、こどもが飽きずに続けられる工夫が随所に見られます。
偏差値55〜65の私立中高一貫校を目指している子にも向いています。
スタディサプリ
教材の特徴
スタディサプリは、リクルートが提供している問題集です。
小学1年生から高校3年生までの勉強がひとつに集約しているのが最大の特徴です。
基礎も応用もこれひとつ。
追加料金がかからないので、自分のペースで学年を超えて勉強を進めることができます。
映像授業はいつでも何度でも視聴できるので、苦手を克服するのも、得意を伸ばすのも自由に行えます。
入会金や講座の料金
受講料金は月額2,178円です。
小学1年生だろうが、高校3年生だろうが、料金は同じです。
入会金はかかりません。
12ヶ月一括払いだと月あたりの料金は1,815円となります。
どんな子に向いた教材か
カラフルで目を惹く教材ではなく、良い意味で大人っぽい教材です。
本当に勉強が好きで向上心がある子や上に兄弟がいる子に向いています。
わたしの娘は、スタディサプリを利用して勉強に取り組んでいます。
毎日続けるには根気よく声かけしないといけませんが、それでも楽しんで取り組んでいるように見えます。
月々2,000円前後で利用できるので、まずはちょっとお試ししたいという子にも向いています。
予習シリーズ
教材の特徴
予習シリーズは、四谷大塚が販売している紙媒体の教材です。
中学受験に不可欠な教科書と言われており、自ら考える力を育成することに重点を置いています。
学習範囲が1週間ごとに区切られているので、目標を立てて勉強しやすいのもポイントです。
入会金や講座の料金
予習シリーズは、小学5年生で1冊2,200円です。
国語・算数・理科・社会でそれぞれ上下巻があるので、1年分全教科の予習シリーズを購入すると8,800円となります。
この教科書に即した副教材として、演習問題集上・下(国算:1,760円、理社:1,980円)、週テスト問題集上・下(算理社:1,760円)などがあります。
どんな子に向いた教材か?
自分で教科書を読んで自分で勉強できる子に向いています。
また、自宅にネット環境がない子や、紙ベースで勉強を進めたい子にもおすすめです。
まとめ
塾代が払えない場合に中学受験を諦めなくてはいけないのか。
そんなことはないと思います!
確かに塾で勉強を進めた方が効率は良いかもしれません。
しかし、自宅でコツコツ勉強を続けられれば、塾に行かずに中学受験は可能だと考えています。
今は情報を得ようと思えばいくらでも手に入りますし、自宅学習向きの問題集もたくさん発売されています。
塾代が払えないから中学受験は無理と最初から諦めてしまわずに、自宅学習できるツールを活用して親子一丸となって挑戦してみてはいかがでしょうか。
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